開店までの急坂道
開店を決意する最後のきっかけが、グループ本社から歩いて3分の場所にテナント物件が出たこと。内見して即契約を決定。グループ会社にも資金的余裕がなかったため決定から
3ヵ月後を目標に、開店準備をスタート。
事業コンセプトや商品構成、店舗名や価格設定、資金繰り、店舗内装や厨房機器の準備など、2社の経営の傍ら、目がまわるような忙しさの中で準備に奔走。
パティシエの八尋は、前職の経験を踏まえ、さらに多くの⽅に喜んでいただくことを目指したスイーツづくりの準備に着手。
オーナーとパティシエが奔走し、その間、意見を交換し、議論し、すごいスピードで店舗ができ上がりました。
準備の最後でつまづいたのが、スイーツを焼き上げるためのオーブン。このテナントではガスが使えないため電気オーブンを導入することに。「慶希」の焼き上がりが、何度焼いても納得いくものにならない。
夜通しの試作の結果、開店前日になんとか、思い描いた商品が完成。
2019年7月1日、無事「慶希処みおや」の開店までこぎつけました。これで、これまで経験したことのない飲食業、店舗経営にこぎ出すことになりました。